インカ帝国のコンドル伝説を彷彿させるフオルクローレの名曲である。
フオルクローレ「民族芸能」が現在歩行者天国に於て、彼らの格好の曲として演奏されている。 1970年に米国で、当時の人気デユオだったサイモンとガーファンクルが独自の英語詩をつけて世界的に知られたが、日本に紹介されたのはそれより前の1956年始めであるそうだ。 曲はダニエル・アロミアス・ロブレスが民話をベースにしたサラスエラ(スペインの伝統的なオペレッタ)のテーマ曲として発表したものである。 先住民はコンドルを神聖な鳥として崇めてきたことから、この鳥に題材をとった民話も少なくない。 ここに有名なトウパク・アマルーの物語がある。 「フランシスコ・ピサロによって滅ぼされたインカ帝国はスペインの植民地となり、先住民たちは苦しめられる。 とうぜん反乱が多発するが、1780年クスコ生まれの首長トウパク・アマルーは植民地政府の悪辣な行政官を殺害し、反乱の狼煙をあげた。 彼の反乱は一時はボリビアにまで及んだが、やがて植民地軍の反撃を受けて捕らえられ処刑された。 だがアマルーはコンドルに生まれ変わり、今もアンデスの空を飛びながら彼らを見守りつずけている」と物語っている。 歌詞もアンデスの民族楽器で奏する曲に詞をつけたものなので、その独特の民謡っぽさをもの悲しいフィーリングで表現している。 くずれた夢のあとに立つ影よ 秘めてきた思い口を閉ざしたままで何を想うインデオ ああ、失われた国インカの空を 高く啼きながら飛んで行くコンドル ああ、沈む陽を追うように死んでいったインカの王よ 悲しみ歌う笛の響く空に コンドル飛べ飛べ コンドル無限の空を ここからスキャットで太鼓とのかけあいになる。 クリステイーナ・トウーゴの唄を機会があったなら是非聴いてください。
by g_vocal
| 2005-02-21 16:48
| ラテン
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