フランシス・レイ Francis Lai

フランシス・レイは南フランスのニースの近くで生まれた。 この地方にはその昔侵入したサラセンの流れをくむ者が住んでいるというが、その東洋的なものが感じられる映画主題歌として一世を風靡した「男と女」はフランシスレイの出世作でありベストヒットナンバーワンの曲といわれている。 1967年作のdabadabadadadabaというスキャットの魅力で大ヒットしたテーマで、1967年にゴールドディスクを得ている。 未亡人と男やもめがそれぞれの亡夫亡妻の思い出を捨て切れない中に愛し合うようになって行く物語り。 カメラマン出身のクロードルルーシュ監督、アヌークエーメとジャン、ルイトランティニヤンが主演している「男と女」につけられたテーマののひとつに「二人の影」と「愛は私達より強く」がある。 「二人の影」は太陽にむかっての愛の祈りが宗教的な香りを讃えて捧げられ、「愛は私達より強く」はスローテンポの曲でトランペットが甘く美しいソロをきかせている。 1968年のグルノーブル冬季オリンピックの記録映画でアルペン競技の三冠王の活躍を描きながら詩情あふれる「白い恋人達」、特に「グルノーブルの13日」は美しいワルツ調で「レイ」のベストスリーに入る傑作としてヒットした。 1970年に「雨の訪問者のワルツ」、「La Valse Du Mariage」物語はサスペンス・ドラマで音楽にうるさい監督の一人といわれているルネクレマンから「レイ」に注文がきた。 ストーリーは軍の公金を横領して逃げた男の死をめぐって人妻と軍から派遣された捜査員とのだまし合いを中心にした物語でチヤールス・ブロンソンとマルレーヌ・ジョベールが主演した。 セバスチャン・ジャプリゾの作詞したテーマをセベリーヌが唄っているがこのワルツに人気があるようだ。 1970年には「ハローグッドバイ」、「Hello Goodbye」。 ロックを基調とした「流れ者」、「Le Voyou」「あの愛を再び」、「Concerto Pour La Fin D'un Amour 」(この原題名は「私を喜ばす男」という)は風刺がきいていておもしろい。 アメリカにロケに来た映画女優と映画音楽の作曲家がかりそめの恋にうつつをぬかしているうちに、女優の方が真剣になり結局帰国後、男の浮気だったことがわかる物語。 監督はクロード・ルルーシュでジャンポールベルモンドとアニージラルドが共演した。 フランシス・レイも映画音楽のシーンで指揮者として姿を見せている。 彼の豊富な旋律の才能は、あの「シエルブールの雨傘」のような音楽映画の誕生も可能なのだ。 フランシスレイがかって来日した際の歓迎パーテイにおいでになった方はプレイヤーや歌手ならいざしらず作曲者で映画の仕事が中心の中年男の魅力に驚いたのである。
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by g_vocal | 2005-02-16 09:59 | シャンソン
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