囚人の唄 Le Galerien

「漕役刑囚の唄」というよりも原題の「Le galérien(ガレリアン)」の方で有名なこの歌はヴォルガ河のガリー船で強制労働につく囚人達の哀歌をレオ・ポール(Leo Poll)が採譜し、作家のモーリス・ドリュオン(Maurice Druon)がフランス語の歌詞をつけて1947年に発表された。
日本ではイヴ・モンタン(Yves Montand)の歌で知られているようですが、創唱者は彼ではなく女流のジェルメーヌ・サブロン(Germaine Sablon)が発表した1951年のことだとか。
イヴ・モンタンも1951年に取り上げて、その録音により翌年のディスク大賞を受けている。

モーリス・ドリュオンの仏詩は原曲の味をよく生かし、シャンソンには珍しい労働歌として最大の成功作をであると言われてている。
 
ガレリアン
日本語詩 堀内敬三

鎖に繋がれオール取る身の いつも想うは母の面影
情けに満ちた教えを忘れ 罪におぼれたこの身の果よ

人も殺さぬ盗みもせねど太く短く生きたが仇に
曳かれて行く見送る母の涙の声が心を去らぬ

「金に焦るな 女を避けよ 罪は重い」と教えてくれた母
けれどこの身は彼女に迷い 悪の路をばさ迷い歩いた

我が子よいつか憲兵どもが 船にお前を送るかもしれぬ
髪を剃れて繋がれてゆく姿を見たら私は死ぬぞ


1951年のジェルメーヌ・サブロンの「ガレリアン」が試聴出来ます。
http://www.chartsinfrance.net/Germaine-Sablon/Le-galerien-1951-t102305550.html
(Ecouter un extrait du titreをクリック)
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by g_vocal | 2007-09-09 00:04 | シャンソン
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