パリ祭

パリ祭の季節が来て、あちらからもこちらからもコンサートのお知らせが届くこの頃

自分がパリ祭を知ったのは40年も前のことである。 知り合いの小さな喫茶店が毎年7月の中旬になると店内を風船などで飾り、シャンソンを流す。
仕事絡らみで手伝っているうち、その雰囲気に包まれていったことを懐かしく想いだす。
その店は”ネスパ”といった。 N'est-ce pas・・・今もパリ祭のイベントを盛り上げているだろか?

パリ祭も今年は70年目にあたるそうだ。 語源となった”パリ祭”はルネ、クレールの映画が我が国で封切られる時、題名に難航した際のこと、東和商事映画部の川喜多氏により”巴里祭”となったそうである。 まさか”フランス革命記念日”とはできなかったであろうから。 当て字として巴里祭が決定して、フランス映画やシャンソン愛好家を楽しませている。

パリ祭も戦後頂点を迎え、現在はやや落ち着いてきたのではないだろうか。
時代の移り変わりにつれて、シャンソンもその装いを変えてきた。 80年代を頂点として、来日する歌手も少なくなってしまった。 かって新宿の厚生年金ホールで”Aznavour(アズナブール)”が日替わりプログラムで3日間出演したことがあった時、私自身のめりこんでいたから、早くから工面してチケットを手に入れ、その日を待った。 然るに、3日間とも同じプログラムということは同じ曲であった。 勿論、アクションも同じ、ハンカチーフを落とす箇所も同じである。

呼び屋が悪いのか、誰が悪いのか知らないが、後日談によるとチケットの代金を返してもらった人もいたとか。 暫くの間アズナブールの曲は歌わなかった。

閑話休題
今年のパリ祭では、アズナブール作詞のボサノバ曲”Je t'attends(君を待つ)”を歌う予定をしている。 神戸市のこの会”パリ祭”は13回目になる。 阪神大震災の時が2回目であった。 関係者各位の熱心なご協力に改めて感謝しております。 始めの頃は、地元の京阪神の方が多数であったが、最近は北海道からも多数参加されて、今年度から2日間にわたって行うそうである。

すべてシャンソン、曲は3分に限られている。

3分間で、自分の人生を語り、あなたの人生を歌いあげるのです。 それがパリ祭です。
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by g_vocal | 2005-06-26 20:53 | シャンソン
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