「La Chanson D'Orphee」は1959年のカンヌ映画際でグラン・プリを受賞したマルセル・カミユ監督のユニークな映画「黒いオルフェ」の主題歌であることはゆうまでもない。
リオのモロ山の麓に住む貧民たちの間で歌われていた俗謡にブラジルきってのギターの名手ルイス・ボンファが手を加え、カミユが詩をつけて、更にフランソワ・レナが補作したカーニヴァルの日の夜明けを歌ったおおらかなメロディである。 近頃は、ジョーン・パエズも取り上げるほどのスタンダード・ナンバーとなったが、発表当時はフランス中のレコード会社が出したため市場が氾濫したそうである。 「悲しみよさようなら」・・・この曲も黒いオルフェのテーマに使われているが、前の曲とはうって変わってカーニバルの後の貧民の戻ってゆく苦しい労働を歌った哀歌である。 同じようにブラジルの民謡がもとになっているが、手を加えたのはアントニオカルロス・ジョビンで、この人はボサノヴァ・ブームにのって宣伝された。 日本語詩は薩摩,忠で、多くの人が歌っている。
by g_vocal
| 2005-02-05 13:40
| シャンソン
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